初めてのテキストと近くにいる知らない人
空っぽの優先席で話をしてる

星型のモビールと6月の水曜日は
僕のよう ウソのよう 宙に浮いてる

心のありかは模型留めの下
誰かの感触は表面の色

大人みたいな優しさが寂しさを隠してただけ

僕たちのそれぞれが忘れてる誕生日は
笑ってた 楽しんでた 思い出してる

涙みたいな寂しさが隙間から覗いてただけ

僕たちの忘れもの 過ごしてた間違いも
座ってる優先席で思い出してる

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