少しずつ抉り出しながら示した、僕の世界の終わりが来ていた。
僕の言葉で、キミの密度を増やせなくなって。

共感できる芸術家もいないし、逃げ込める場所なんてないし。
夜は卑怯にも星を隠した。
それで泣いて、泣いて、泣いて、泣いていたキミは。

こんなに好きだから。
もしキミが夜泳ぐ姿を、周りから馬鹿にされていたなら。
一緒にもがくから、感覚はこっちに合わせてくれ。
目瞑って…体預けて…ブラインドイノセンス。

少しずつ抉り出しながら示した、僕の世界の終わりはそっと…
僕の言葉で、キミの密度を増やせず。
余白の増えた僕の頁には、殴り書きみたいな最後の叫び声だけ残っているんだろうなあ。

だからねぇ、キミがさ、僕の声、書いてよ。

こんなに好きだから。
もし僕が夜泳ぐ姿を、周りから馬鹿にされていたなら。
一緒にもがいてほしい、感覚はそっちに合わせるから。
目瞑って…体預けて…ブラインドイノセンス。

冷たい夜がキミを攫い、僕には祈ることさえ出来ない。
キミが必要とする人はもう違う人かもしれない。
それでもいいよ。

こんなに好きだから。
もしキミが夜泳ぐ姿を、周りから馬鹿にされていたなら。
一緒にもがくから、感覚はこっちに合わせてくれ。
目瞑って…体預けて…ブラインドイノセンス。

届かなくてもいい!
もし僕は一人なら死んでいたのだから!

だからただねがいごとかいていくね。

「一緒にもがいてほしい、感覚は僕を信じてくれ。
目瞑って…体預けて…ブラインドイノセンス。」

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