満たされないとわかっても
求めるのか永遠を
罪人と聖者の狭間で
殺那の時つないで

終りのない過ちに
彩られた世界は
化石の森に姿を変えて
哀しみの神話をつむぐ

いつか身体さえ風になり大地へ 還るだろう
だけど心は何処へゆくのか人は 答えを知らない
そして歩きだす
光なき夜をゆけ

深い闇に抱かれて
隠してた涙がおちる
瓦礫の街を憐れむように
月の炎が揺らめく

欲望も愛ももう見分けがつかない この世界で
幻と知りながら胸を癒すものを 人は追い続ける
痛みと引き換えに 真実を捜すように

満たされないと知っても求め続ける
限りある命を気高く響かせて
風になり大地へと還る時まで
魂はさまよい続ければいい
そして人はまた 歩き出してゆく
光なき夜をゆけ


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