疲れを隠しながら
交差点で 風も強くなって
目に染みて立ち止まってふと思ったんだ
今どこにいるんだろう

季節は流れるから
僕も一緒に流れて来ただけだよな
そういや夢見た場所はどこだっけ
あの時の夢はなんだっけ
その前に信号は青になったよ

歩こう歩こう
なんとなく過ぎる季節を
歩こう歩こうって呟いていた

ガタガタ音を立てて揺られながら思い出してたよ
ふきだしに浮かんできたのは
恥ずかしくて言えないようなことばっかりさ

あの頃の僕たちは ありえない夢 いくつも並べて
何かを変えてやるって言い切って
変えてきたものは何だったんだろう
ぐらぐらと揺れてる

僕らは歩こう 歩こう
あっさりと終わる一日を
歩こう 歩こうって
このまま目を閉じて

眠ったら その夢の続きが見れるかな
もっと深くもっと深くまで連れてってよ

なんとなく季節は行くのだろう
僕たちの目の前をひゅるりとすり抜けていく
色んな喜びも悲しみも思い出も今この瞬間も
驚くほどになんとなく

歩いて歩いて
この先には何があるの
もう歩いたって
それでも

ゆっくりと歩こう 歩こう
なんとなく過ぎる季節を
歩こう 歩こうって口ずさみながら
口ずさみながら


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