ねえ、君は知ってる?
世界はもうすぐに終わるってこと。
でも、僕は知ってる。
世界なんてとっくに終わってるんだ。

ねえ、信じてみてよ。
無くすものなんてもうないだろう
ああ、大丈夫だよ。
僕が弱いことくらい、分かっているさ。

約束ならしなくていい
意味がないこと知ってるから
繋いでた手も放していいよ
ここから逃げたりしないから

その日がきたら、さようならさ。
怯えるためだけに、生きてるわけじゃない。
どうしてここにいるかも、わからなくなって
迎える明日なら、もういらないよ。

ああ、落とさないように
必死に守ってたガラスなら
いっそ、壊してしまえば
僕の腕はこんなに自由だった

足下に散らばっている
破片が僕の胸に刺さって
涙あふれる 思い出してく
ずっと忘れてたことがある

例えば君に聴こえないなら
こんな歌なんて燃えてしまえばいい。
全てを犠牲にしても
僕はただ一人君だけを守る
その日が来たら。

心臓の音で怯える夜と、
幸せを飲み込んだ副作用

穴が開いて萎んでいった、
ビニール製の夢の世界

嘘の光を追いかけて、
線路に飛び込んだ人

アルコールでかけた、
数時間で溶ける魔法

誰も愛せない、
札束でできたラブソング

一瞬で雨に流された、
せっせと作った砂の城

ねえ、君は知ってる?

その日が来たら、さようならさ。
その果てに何があってもいいんだ
さよなら、何もいらない
僕はただ一人、君だけを守る
その日が来たら。

その日が来たら君と幸せになろう。


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