君を見ていた…
僕の○から君の□に逸らす事もなく唯、視線を贈り続けてた…
君を見ていた…
僕の○なら君の□も、ソノ先の君も近くに感じられるから…

僕の部屋の中の○に気がついた君は、もう二度と僕に笑いかけてくれる事もないんだね…

「明日の為に今日を過去に出来たなら、流れて消えた昨日にも意味を持たせられるかも…」

ひらひらひらら ふわふわふわわ 舞っては揺れる 「蛾ゲハ蝶」
落日を浴び 朱の香を飾り キレイに咲いた 「蛾ゲハ蝶」

黒とも蜜色とも言えぬソノ背の翅に浮かんだ瞳に映るは
歪な純愛を贈る僕か…歪な泪でソレを拒む君か…

「過去を振り返らぬ様に、後ろ向きに歩いた君の浪打ち際も、気がつけばもがいていた…」

ひらひらひらら ふわふわふわわ 舞っては揺れる 「蛾ゲハ蝶」

もう少し、あと少し、君が僕を見る目が違えば…温かければ…
コノ痛みも辛みも分かつ事が…ソノ先に見えた「僕的幸福論も」…
何も出来ないから、せめて今日も君に一日を見守っているよ…

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