パラダイス

「ねえ、もう帰っちゃうんだ?」なんて
寝ぼけた声で 君が僕を止めるから
ベッドへ飛び込んだ拍子に翻ったカーテンから
朝焼けが零れた

僕は墜ちていくんだ
君に墜ちていくんだ
君と堕ちていくなら
それも悪くはないかな

パラダイス

結局 いつも僕が折れて
何度仕事をさぼっちゃったけな
それでもチョコレートの香りのモーニングコーヒーを
2人で飲みたいんだ

僕はわかっているんだ
君もわかっているかな?
きっとわかっているんだ
これも長くはないこと

“ハッピーバースデイ”
僕と私の 報われない「愛」へ
“ハッピーバースデイ”
ありがとう 幸せだったよ
ふたりだけの束の間のパラダイス


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