天空(そら)が 暗み 沈む
帳(とばり)に 雲 深く
大気の 鼓動を 木々が 奏で
始めの 荒野は
雨に 打たれ 生(お)える 軈(やが)て

天空(そら)が 崩れ落ちる
脆き 褥(にく)も 削(ほつ)る
滅びの 事由(じゆう)を 花が 歌い
最後の 征野(せいや)は
新(さら)に 復(かえ)りゆく

遥かな 古(いにしえ)に似た
未だ見ぬ 地平の 先に
在ると謂う でも
愚かな 地上の 主は
神鳴る事も 畏れず
すわ 畢(おわ)
放て 劫火


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