12012/XII

Vicious of absolution

12012


word: 宮脇渉 music: 酒井洋明

『XII』収録

  • 9
  • 2
  • 飾られた愛が消えてしまう 歯ぎしりを裂く程に歪む憎しみだと
    鮮血の薔薇に毒を盛るのさ 惨劇のシンデレラ まるで君の様

    夢から覚めて 君を求めてた

    螺旋に渦巻くこの狂気は真っ赤な君をそう眠らせるのさ
    シャボンが月夜に君を照らして狂おしい愛情と深い口づけを

    愛していた

    指切りをしたね最後の夜 蒼白に浮かびだす確かな鼓動
    最愛の君よ返事をしてよ 蘇る孤独さえもう要らないよ

    夢なら覚めて 此処にいるから

    迷路の様に渦巻く感情が 君にさえ手を掛けて奪い去ってしまう
    二人で交わした筈のキスは 冷たくて悲しくて胸を締め付けた

    激情の哀

    綺麗なドレスに君を包んで 星空のシャンデリア踊る君のシルエット
    仮面を外しさぁくちづけを醜くて美しき 最後の激情を

    愛などない

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