「ひかりがほしい」と君は、微笑みながら消えていった。
残った空虚の中、泣きじゃくって散った。

君が恋しくて、今も恋しくて。
冬に咲いた花、まだ捜している。
細くなった手や、消えそうな声が、
タオルからほんの少しはみ出していたね。

「はなになりたい」と君は、微笑みながら縮んでいく。
残った布団の中、見えなくなっていたよ。

君が恋しくて、今も恋しくて。
冬に咲いた花、地べた這い抱く。
せつなげな瞳、涙たたえてる。
神様、今度は僕も雪に咲かせてよ。

少女がこぼす言葉たち。
その残骸を集めては、組み立てて作った歌があるよ。

君が恋しくて、だから恋しくて。
冬に書いた歌詞、まだ読めないよ。
細くなった手で、消えそうな声で、
僕に抱きついて「もう離さない」と言って!

一人ぼっちなら、歌う意味がない。
神様…お願い。

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