call me

刹那に僕の体は重力を増して
瞼の上 光が射す
悪夢が今日も目覚めを告げ
溜め息だけがこの耳にへばりつく

不満 嫉妬 見栄 怒り 恨み
あらゆる感情がドアを開ければそこにある
退屈よりもこの身体が恐怖覚えて
身動きさえとれない

なんのため誰のため神は多くを与えるの
そのくせ僕が望むものは何一つ
見えない見えない

消えてしまいそうさ 誰か繋いでいてよ
call me
覚めない悪夢が僕を壊していく
だから call me
授かりし生の意味を明日も探したいだけ

腐りきった根
張り巡らせ アイツが笑う
僕を孤独に追いつめて
その視線は今日も僕を通り越して
存在しないかのように

なんのため誰のため僕は生きていけばいいの
暗闇の中で もがいても探しても
見えない見えない

消えてしまいそうさ 誰か繋いでいてよ
call me
欠片だっていい 僕を求めていてよ
call me

何が正しく 何が間違いなの
どれを信じて どれを疑えばいい
真実なんていくら目を凝らしても
見えない見えない

消えてしまいそうさ 誰か繋いでいてよ
call me
覚めない悪夢が僕を壊していく
だから call me
僕が僕であるうちに
この鼓動が聴こえるうちに
必要としてよ