雨雲は恋をした 相手はきらきらの太陽
人気者の彼のこと いつでも遠くから見ていた

あたしが空に出たなら みんな逃げだして隠れちゃうの
あなたがひとたび繰り出せば 誰もが笑って空を見るのに

好かれたいなあたしも
好かれたいなあなたにも

雨雲は決めたんだ 少しでも彼に近づこう
雨粒スカートひらめかせ 太陽光満ちる向こうの空へ

低気圧が広がった
彼もどこか消えてしまった
立ち尽くした彼女はやがて泣きだした

「あたしの恋なんていつもそうよ。
ためらい果てては逃すのよ。
所詮あたしは嫌われあなたは好かれ、
魔法はないのよ!」

weep, weep, やまない雨に
soak, soak, 街はずぶ濡れ
どうしたんだって顔を出した太陽が言う

「そんなに泣くなよrainy lady.
素敵な服が大無しさ。
僕だけじゃこの星は枯れてしまう。
君にいてほしいんだ!」

「あたしの恋なんていつもそうよ!
振り回されてばっかりよ!
だけど時にそれすら愛おしいよ、
魔法みたいだよ!」

魔法が起きたよ


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