残響 反響 谺する音は燻り
浮かんで…沈んで…まるで溺死の末
見上げれば歪んだ現 瞼閉じ歩むは夢路
透明な闇の中 行き着いた水面で
月に吠える孤独の空 幾千もの雫に喰われ
その御許に寄り添うのは…か細き「露一筋」
響かず 返らず 谺する音は無と散り
蝕み…朽ち行き…まるで溺死の末
心へと刺さる痛みの掌が視界を覆う
夢見心地の微睡 其れを遮る雨
月に吠える孤独の空 幾千もの雫に喰われ
その御許に寄り添うのは…か細き「露一筋」
雨の音に紛れてみれば…其処は独り 脆弱な静寂
何時になればこの咆哮は届くのでしょう…
月に吠える孤独の空 幾千もの雫に喰われ
その御許に寄り添うのは…心の弱さを涙で隠した…
か細き「露一筋」
馳せ行く想いは 谺する事も叶わず
殺がれた言の葉…まるで溺死の末
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