何もかもリセットしたくて
降り立った人ごみの改札
遠い街の夜は冷たくて
明日の行き場もわからない

「身分証、見せてください」
険しい声でふと目覚める
真夜中のショーウィンドウに
名もない少女 涙の跡

からっぽの携帯
アラームさえならない
けど何かが欲しくて
ただ誰かが欲しくて

世界中が敵に見えた
神様はいないから
ひとりぼっちのココロは
夜の雨に固まっていた

世界中が敵に見えた
神様はいないから
ひとりぼっちのココロは
夜の雨に重なっていくよ

気づいたらそこにあなたが
僕の歌で笑ってくれた
怖れずに自分の言葉で
隠すことはもうやめよう

透明な言葉で
刻んでくよ あなたに
ただ握って欲しくて
ただわかって欲しくて

世界中が敵に見えた
神様はいないけど
ひとりぼっちのココロを
東の空が照らしていくよ

世界中が敵に見えた
神様はいないけど
ひとりぼっちのココロを
あなたが見つけてくれた

神様はいないから
誰かを愛するんじゃないの
ひとりぼっちのココロを
迎えに行こう 二十歳の朝


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