キレイなモノだけで世界を彩るのは簡単だけど
それだけじゃきっと大切なモノを見落としてしまうの

今日の日が終わり明日が来て振り返れば道が出来ていた
どこからきみに話をしよう?小さな物語
初夏の風にページが捲られ追いかけるように進んでゆく
この先何が待ち受けてるの?それを見にゆこうよ

ポケットに隠している涙は出しておこう
世界にただヒトツだけあたしの虫めがね

キレイに見えすぎて目を塞ぎたくなることも
きっとあるけどそれだけじゃないと思えるよきみの隣なら
キレイなモノだけで世界を彩るのは簡単だけど
それだけじゃきっと大切なモノを見落としてしまうの

晴れたと思えば雲が覆いたちまち雨が降り出すような
気まぐれな空を見上げながら大きく息をした

歪んだこの空にぼやけたあたしの声が
溶け出し浮かぶその色に包まれていたいなきみとふたりきり
思い出すたびにまた傷つき迷うことも
繋がりながらその先へ伸びてゆく道の上に立っている今

キレイなモノだけで世界を彩るのは簡単だけど
それだけじゃきっと大切なモノに気付かない

傷つけ合うことや涙を流すことでこの手に触れるモノもある
本当に大切なモノはその中に
世界でただヒトツあたしの涙越しに見えるきみが笑う
それだけでハッピーエンドの明日を描けるから


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