潤む瞳に気付かない輝く星座を
揺らめいた涙が 観せまいと邪魔をする
冷酷な静寂は私の躰を
心無い暗室にきつく縛り付けた
見上げたいのに 動きたいのに 誰かに手を引かれたいのに
絡みたいのに いつも孤独で 闇ばかりで

増していく感情が強くなりすぎて
無意識に立ち上がり叫び続けていた

輝くために 動けるように 誰かの手を引けるようにと
明るい場所で一人で泣いて 二人で笑っていた

零れおちた結晶(かけら) そっと抱いた
空へ舞い立つ孤高(ここう)の天使は
離れていく場所に想いを馳せて
光を散りばめた

ここからの情景は世界のひと握り
枠に捉われずとらわれずに思い描くままに

あの星座より ずっと大きな 煌く星を作り出すため
額から抜けて 大地を照らす 星空になる

零おちた結晶(かけら) そっと抱いた
空へ舞い立つ孤高の天使は
離れていく場所に想いを馳せて
光を散りばめて

零おちた流星音(はね)にそっと込めた
空から眺める孤高の天使は
流れ星を降らし 願いを叶え
幾つもの幸せを与える


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