気が付けばいつの間にか 薄れてくノスタルジア
街の中に射す赤に重ねたら切り無い思い出

スカートいと短し ボタン上2つ外し
良い香りの誰かの部屋で 君の顔、目の前で見た事件

水色こぼした画面 ウィスキーのような色に
君と俺の3Dが映写機で映すおぼつかない学生映画に

愛してるって言いたい気持ちと殺気が溢れる街角
透けた君が体を通り抜け彼方に溶ける
何も知らないふりして笑ってた俺は確かに居た
笑い方を忘れた今は騒々に身を任すだけ

雨が降り出しそうな気配、分かる?
試すように聞いた一枚羽織った日曜日
もうすぐ降るよ
顔を洗う三毛猫見て悪戯っぽく含み笑ってる、君が居た

コードチェンジの隙間に落として拾い損ねた写真
手にした分だけで描く脚本は、拍手が起こらない一人芝居

愛してるって言いたい気持ちと殺気が溢れる街角
透けた君が体を通り抜け彼方に溶ける
何も知らないふりして笑ってた俺は確かに居た
笑い方を忘れた今は騒々に身を任すだけ
それだけの事だから


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