12年前君は美しく
枯れた桜によく似ていました
手にかけたのは君じゃなく'アナタ'
揺らぐミストナルはアズの薫り

分厚い塀の中手を伸ばせば
まだ暖かい君の血液が
もう触れることはできないけれど
この罪のユメトリアムは続く

冷たい死に桜が泣いた
君の夢だけはその下に
明日よりも綺麗だから
僕は過去を埋めました

君が僕を恨み あの桜が綺麗に咲くのならば
僕の罪がやがて消えた頃に誰も知らぬ君に会いにゆこう
そしてまた「おやすみ。」

…見つけた
僕の死に桜が泣いた
10月の肌寒い季節
君の死に桜も泣いた
春に笑いかけるように

腐り果てた君の顔はやがて美しく花になり
僕を見つめ そして辛く痛いあの頃に戻しました
そして君は泣いた。ぼくも泣いた。あの春は今日より綺麗に
また染まって、また歪んで、変わらない君の元へと行こう。
そしてまた「おはよう。」

見つけたんだ あの意味を
見つけたんだ あの春に
見つけたんだ この僕が

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