東京シンデレラ

東京に染まる夜 シンデレラは輝く

月と星しかない 退屈な空じゃ
ワルツは踊れない ワタシは夢抱いた
宝石のように光る 鮮やかな街なら
全てのことが華麗にステップ踏むでしょう

振り向かない ワタシもう決めたの
平凡な毎日に サヨナラ

東京に染まる夜 ガラスの靴を求めて
飛び乗ったこの列車 カボチャの馬車に見立て
高鳴りはどこまでも 続いて道を照らす
口笛もカラフルな音譜になり 彩る

色と音 溢れる華やかな街の
真ん中を颯爽と ワタシは今歩いて
気分は物語の主人公ヒロイン
全てのことに思わず スキップしちゃうの

何もかもが 揃うこの場所なら
ガラスの靴も見つかるわね

東京に染まる夜 太陽が沈む頃
灯り出す街の灯は まるでパレードのようね
集い出した人たち 憧れたこの光景に
幸せはもうすぐと思ってた あの頃

あれから何年経った?時間を過ごす中で
いくつの現実と向き合ったかな
苦しくなってふと 見上げた四角い空に
月も星も輝きはなく

東京に染まる夜 涙が零れ落ちて
止まらない止まらない 魔法は解けたみたい
現実のこの世界 一歩ずつ歩いていく
ボロボロのスニーカー 履いたなら進め