月明かりの消える頃
風が窓を叩いて
僕を呼んだのを見た

ねぇ 遊ぼうよ
って、風は鳴った
けど なんだか つられなくて
立ち竦んだまま

握り締めてた僕の手、指の隙間から
逃げるようにこぼれ落ちてゆく愛は
気付かぬうちに、僕の足元に種を蒔いて
僕の涙で花を咲かせていたんだ

朝日が昇る場所を探して
見当たらなくて、途方に暮れてた
探してる物は いつも遠くにあるって
楽しそうに風は吹き
花びらが舞って
やっと見つけたんだ、現在地
宝探しの地図、僕だけのもの

握り締めてた僕の手、指の隙間から
逃げるようにこぼれ落ちてゆく愛は
気付かぬうちに、僕の足元に種を蒔いて
僕の涙で花を咲かせていたんだ

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