何者でもない者
眼を光らせた
只の独り善がりだって良いさ 夜の者
星一つない空でも手を差し出せよ
来るか来ないかは別の僕等の願い

そうだ 呼吸も 鼓動も 二つとない世界での事

いつも色のない舞台に立って
尚 その奥で誰も観た事のない朝陽を待ってる
途方に暮れて 掠れたまま
自分に触れる

我が儘にもっと飛行
眼を光らせて
雨が直ぐ隣りで嘲笑い続けようと

探して 拾って 皆 嘗てない未来への事

どうか 非常事態に向かい合って
瞼の裏で共に居た光よ 僕等を待ってて
見様見真似で構わないなら
自由になれる

呼吸を 鼓動を 全部 二つとない未来での事

いつも色のない舞台に立って
尚 その奥で誰も観た事もない朝陽を待ってる
途方に暮れて 掠れて
今 自分に触れる

そんな名前のない世界にだって
未だ その中でいつか観た光に似た朝陽を待ってて
もう還らない日を生きる証明に
自分に触れる

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