蛍光灯が切れた
真っ暗な部屋は
お帰りを呟いた
冷蔵庫はから

ちょっと飲み物と
少し甘いものを買いに行こう
そっとドア開けたら
短いその距離をゆっくり歩いてゆく

ゆらりゆらり滲んでく星に
手を伸ばした明かりの下
柔らかな夜風

何に誘われたのか
一筋の光
輝く暇もなく
足元にぽたり

一歩進むたび
響くのは白いビニールだけ
きっと近くで
昨日の自分が指さし笑っている

きらりきらり見つめてた星に
届く日まだ見えなくても
一日は終わる

思い出とか温めたら
今日はおやすみ


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