君はそれを嘘とよんだ
僕にはもう何も見えやしないよ
伝えたい事はそれだけなのかい?

君は僅かな躊躇いを
飲み干して静かにうなずいた
どうしてさ?目を逸らしてしまうのさ。

罪のない君の嘘だって
とりとめないその記憶だって
守れなかった約束だって
迷子になってしまう

いつか観た映画の結末を
思い出している時のように
僕らは答え合わせするのさ

どれくらい時が過ぎたって
見当たらないさ慰めなんて
窓に映った君の姿を
思い出すんだろな

雨上がりの匂いがして
空には虹が顔をだした
僕らはあの頃を思い出すけど
何度も、何度でも
忘れるよ。


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