壊れたトキノカケラが からからと泣いている
その手を取り 抱きしめてあげられたら

止まったトキノカケラが からからと泣いている
その目に映り込むのは くたびれた空 絶望の色

人の悲しみが消えること恐れて 降り積もっていくモノなら
溶かすことよりも 今 手を合わすよ

孤独が叫んだグッバイ このコンパスの指し示している世界
向かう先はこのまま
光を纏っているんだ 誰もが皆 特別なんかじゃない
僕も君も同じように今を生きてる

手を伸ばすと ほら 触れられそうなのに温度の無い視界だ
崩れたビルの屋根 照らす太陽は涙をこらえて

消えぬ悲しみと歩むべきなのか それとも目を逸らすのか
時が流せるのはあの日の面影だけ

あの日置いてきたグッバイ このコンパスの指し示している世界
答えはきっとその中
心から待ってるんだ 二度と聞けはしない「おかえり」を
今日だって ほら どこかで産声は聴こえる

言えなかったグッバイ あの日のまま止まった時計を
ほら 動かす時が来た
星になっていった 弥生の空に散った想いを
僕らは今 この拳に持ってる

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