鳴る祭りの囃子(はやし)は 空(くう)を裂き 葉月(はづき)
木霊(こだま)する
照りつける日輪(にちりん)の じりじりに頬(ほほ)は紅く

背(そびら)追うだけで 熱(ねつ)帯びていく 眼(まなこ)居(い)

是(これ) 夏祭り よいやあさあ 踊れ歌えし雨乞(あまご)いて
相も変わらず生い茂る 夏草に熱(い)きれゆく
夏草に熱(い)きれゆく

水かけ頭冷やす 落日(らくじつ)に夕顔微笑(ほほえ)む
君想う恋心 花咲く予兆(よちょう) 未(いま)だ見えず

愛しさ残照(ざんしょう) 先手必勝 相成らん

是(これ) 夏祭り よいやあさあ 踊れ歌えし雨乞(あまご)いて
相も変わらず蝉(せみ)時雨(しぐれ) 我に代わり鳴いてる
我に代わり鳴いてる

草(そう)露(ろ)白(しろし) 小さき露(つゆ) 誰にも気づかれずに
ただひたすら 恋い焦がれる 是(これ) 夏祭り

夜風も吹かぬままに 神輿(みこし) 人熱(い)きれ 七剣星
差せ 差せ 力の限り 儚(はかな)き打ち上げ花火

片(かた)恋(こい) ひた隠し お慕い申し上げます

是(これ) 夏祭り よいやあさあ 踊れ歌えし雨乞(あまご)いて
相も変わらず時めかし 遠く雷鳴(らいめい)響く

淡き恋路(こいじ)は片道(かたみち)で それ一直線に さあ行け
相も変わらず時めかし 遠く雷鳴(らいめい)響く
遠く雷鳴(らいめい)響く


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