終わりがある
疑いもせず
果てなく続く青き日々に
ただまっすぐ息を切らしていた
君を見てた

今年もさ
会いにきたよ
雲のうえの君に零した
笑っててほしいな
花を添え小さく祈った

いつしかさ
世界に染まってた
人に流され
足並み揃え
どこ向かっているのかも
わからないよ

変わりゆく日々 彷徨い
すれ違う人の中で
変わらない日々 探してた
君を追いかけてた

涙が零れた
君を好きだと言えば良かった
あまりに近すぎて
伝えられずに

『さようなら』
涙を流すように笑った君が
胸に焼きついて
あの日のまま

凛と澄んだ夜を吸い込み
甘いネオンに目を眩ませ
一瞬映る君の姿
呼ぶ名前は白く消えた

色づいた
雑踏にまぎれ
淡い笑みで人差し指を唇にそっとあてて
青き風が吹いた

秘密をそこに隠して
狂おしく硬い鼓動が

間違いじゃない
幻じゃない
僕らはここにいた

涙が零れた
ひとりじゃないと知った
こんなに遠くにいないと
気づけないんだな

あれから
どれだけ彷徨い歩いた
それでも今もまっすぐに
君を想う

涙が青く染めた
ひとりじゃないと胸を
君を想う涙で
自分を見つけた

涙が零れた
君を好きだと言えば良かった
あまりに近すぎて
伝えられずに

『好きだよ』
涙を流すように笑った君が
胸に焼きついて
あの日のまま


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