夜の帳を静かに下ろして
月が寝息を立てる
夢の中でも涙は流れた
次はどこへ行けばいい
差し込む光を拒んで
息苦しさを求め ただ泳いでいく
望む方へ
きっと溢れた悲しみが ほら
水をやって 枯れない花がある
いつか その花を摘んで
この手で渡したい人がいる
心がどこか欠けてしまえば
夢の淵で気がつく
息を止めても 止めていなくても
苦しさは消えないこと
眠りの国へ逃げ込んで
近付く朝の光 まだ怯えていた
どこへ行こうと
そっと 私は枯れない花へ
水をやって ひとりで眺めていた
いつか 忘れてしまうかな
あなたに 今すぐに逢いたいよ
何度 夜へ潜ったんだろう
目覚めるたび 燃やした昨日
深い夢の底には 一輪の希望
きっと 誰もが枯れない花へ
水をやって 夜空に飾るのでしょう
いつか 忘れてしまっても
あなたが心にくれた花が
ああ、そうか
私を見守っている いつでも
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