終電ギリギリの 座席に体うずめて
あくびを殺して独りうつむく
後ろから2両目の すみっこの席を眺める
あの日の気配は今はもうない

いったい何故だろう
疲れ果てた体の奥で
ざわついた心に
記憶が溢れてく

名城線ですれ違うはずなんてないのに
後ろ姿を探してしまう
名城線は君のいた気配を消して
今日も僕を揺らすよ

終点少し前 いつもの駅を目指して
あの日と変わらず電車は揺れる

いったい何故だろう
疲れ果てた心の隅で
無邪気すぎた日々の思い出探してる

名城線ですれ違うはずなんてないのに
後ろ姿を探してしまう
名城線は君のいた気配を消して
今日も僕を揺らすよ

目覚めればもう終点のホーム
折り返しゆく日々よ
暗闇のレールの果て
思い出が行く手を照らして

名城線で隣り合うあの時の僕らへ
そのままは戻れないから
名城線ですれ違うその日のために
今日も僕は
今日も僕は

名城線ですれ違うはずなんてないのに
後ろ姿を探してしまう
名城線ですれ違うその日のために
今日も僕を揺らせて


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