濡れた襟を掴み 隠した涙の跡
夜に導かれた まるで淡い蝶のように

響く刹那のメロディ 消えてゆく

立ち止まるココロと孤独を集めた欠片
触れたその唇 全て偽りだというの

迷い込んだ硝子の森は冷たくて
希望さえも闇へと飲み込む

光を届けて 戸惑いの中倒れても
映し出された景色が 遠い二人帰る場所
見ていたの 色のない夢

僅かばかり残した時間さえ 傷つき彷徨う
醒めた瞳蔽った 笑顔穿つ未熟な罪

街の影に囁き 震える猫のように
駆け出した 微かな雨

声を聞かせて 誰よりも強い言葉で
伝えられなかった「サヨナラ」 世界越えて手渡せるの
信じてるのーー それだけなの

迷い込んだ硝子の森を抜けたのなら
希望を抱けるはずなのに

光を届けて 夢の続きに倒れても
ひどく懐かしい景色が 遠い二人行き着く場所
見えているの 色のない蝶

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