風吹いてる白く冷たい痛みを隠して歩いてる
何のために息をしてる
沈んでゆく時と共に浮かび上がる夢のカケラ
行き交う人の蜃気楼ばかり

強き者儚き者アタシもずっと泣いています
「…変わらない?」
「…もう変わらない。」
最後の台詞でした

崩れ落ちる砂のように音も立てずにほら無くなる
泡沫の別れ 置き去り人
想い出とか体温とか沢山体に染み付いてる
二人で歩いた道をなぞる

電話越し誰かの声
行き場を無くした鳥のように
「帰らない?」
「もう帰らない。」
細胞が脈を打った

「素晴らしい人生だった」と言える
人を羨み アタシは生きる
「素晴らしい人生だったと死ねない」
キミがそばにいないから

絶望のどん底に待つ
地べた這いつくばる虚しさ
指切りも指輪の意味も
白紙の物語

一人ぽっち寂しさこらえる
好きかどうかもわからないまま
一人ぽっち今日も夜が明ける
空は晴れなくていい

「素晴らしい人生だった」と言える
人を羨み アタシは生きる
「素晴らしい人生だったと死ねない」
キミがそばにいないから

笑えてたんだアタシはいつも
キミがそばにいてくれたから
何回寝れば忘れられるの
その日までの約束 さよならね

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