街の放つ光に埋もれて
君の頬に流れた星
誰もが空に願いを探した日

その夜は二度とないほどの
輝きが時を満たした
またひとつ 君の頬を撫でては消えた

誰の目も触れず 静かに落ちた
隣で弧を描く君の光

その流れ星を追い掛けるよ
心を抜け出して駆け巡る
忘れないように零れたもの
僕には美しく見えていたから

見付けたよって誰かが跳ねた
見逃したって君が笑った
叶わない願いが胸を痛めた日

滲む瞳で惚けてみせた
心をよくご覧よ 隠す事ないでしょ

願いをかけるのなら
君の頬を撫でる星がよく似合う
流れる度に近付くだろう
君だけが触れられる消えない光

君の放つ光に埋もれて
いつも見逃しそうになる
探さなくてもある 心の中に
たまには嬉しい時も頬を撫でたら

その流れ星を追い掛けるよ
忘れないように零れたもの
何よりも眩しく輝いた

君が願いを叶えるまで
震える手を引いていたいけど
あの流れ星を掴めるのは
他ならない涙の出所
それが美しく見えていたから

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