瞬きの中に閉じ込めた
空の形に触れようとすれば
蝋燭でできた翼は太陽に溶かされた

それから その眼は
瞼に焼き付く理想に心奪われて
瞳には映らない籠に気付いた

「それを手にすれば 満たされるものか」
どこか冷めた様な 鏡の様な顔が言う
耳を貸す気はない その先は見越せるから
ここに至るまでもそう 振り向かないで

一層 羽ばたいて 風を叩いても
雲を切る様に 悲しい弧を描いた
一層 頑丈に築かれた理想が
握り締めた手を 更に強くさせる

ここは未開拓の地 完璧に自由の場所だ
手に入れる術は思いの外
容易く 拍子抜けだった

あれから理想は放り投げたのさ
望むと共に痛むから
届く事もなければ 落ちる事もない

「手に入れたんだろう」鏡の様な顔が言う
返すまでもないよ ほら 空っぽだって

いっそ 羽ばたいて 打ち付けられた方が
物語の様に綺麗な弧を描くか
初めから自由だ 疑っていたのは僕だ
飛べなくてもよかった 飛びたいと乞う事が

一層 羽ばたいて 風を掴む様に
雲を切り裂いて 綺麗な弧を描いた
きっと それでも焦がれてしまう自由を
どうか閉じ込めないで
その手は降ろさないで

行こう

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