あなたは僕だけを
愛してはくれませんか

諸刃のやさしさで
傷つけながら

やけに大きな嵐が近づいてるのは
ねじれた祈りが届いたのか

空から

何が降ろうが逃げられないなら
わたしはあなたと濡れていたいのさ

悪魔のささやきは
自分の声でした

心の上澄みを
すくいとるのさ

指と指のすきまをこぼれて落ちては
浮かれた世界を沈めていく

その先は

どんな未来が待ち受けていても
わたしはあなたと苦しみたいのさ

“くろいくらいくもがそらをうめつくすあいだ
そのささやきはたえることなくきこえていた
あなたはぼくだけを あなたはぼくだけを
あいしてはくれませんか”

“つらいかこのきずをいつくしめるなら
やさしさのしょうたいがなんだっていうんだ
あなたはぼくだけを あなたはぼくだけを
あいしてはくれませんか”

それから

どんな未来が待ち受けていても
わたしはあなたと乗り越えたいのさ

空から雨のしずくが
あなたは微笑んでいました


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