分かり合えた人 笑い合えた人は皆
いつの間にか「人形」になり消えていた
意味もなくパレードに並び 皆 私を置いて遠くへ…

「皆は平気でいるけれど いつでも確かな不快感があった
ここでやり続けるには私には傘が必要だったんだ
一人ぼっち知らぬ間に暗く重い服を着させられ
霧雨の不条理に泣き濡れ 私は取り残されていました…
ある時からその人形達は町に増え始め
虚ろな目で私より上手に人々に紛れていた
きっと本人はどこかから町を嘲笑っているんだ!
そしてあの2015年夏の終わり、
誰も予言していなかった≪世界の終わり≫が始まった。
銀色の光が空を覆い 未確認飛行物体が艦隊でやってきたのだ。」
『我々は≪上位の宇宙≫から次元を超えてやってきました。』
『過ごした時と場所は違うが確かに同じ人間です。』
その艦隊は分岐する可能性の先の平行宇宙から
「今」この世界に集まって来たのだと言う

「選ばれた者だけがあの船に乗って次の世界に行けるんだってさ!」
「だから皆で!選ばれし者の歌を歌おう!」
「霧雨に傘も無く取り残された♪ 霧雨に傘も無く取り残された♪」

彼女が歩んできた人生の惡路こそ 実は「天獄への十三階段」!

そうか!あいつらの仕業だった!!全て奴らが悪かった!
町を襲い来る怪人や怪獣!
さらには!知らずに人間が作り変えられる事件まで!
何ぃ!?マジかよ!町に首無し人形紛れ込んでるぞ!
次々と!本物の人間がどんどんいなくなってるの!
逃げ出せ!みんな人生の冷たさに気付いたんだ!
こんな世界!もう!こりごりだ!

月の無い夜 下りの電車に乗り 行くあてなく死に場所を探して
結局 死に切れずに高尾山を降りた少女は
中央線のホームで見知らぬ男達に取り囲まれる

「私達は銀色に輝くあのUFOから来た惡の秘密結社の使者です。」
「月は我々が密かにアンテナにすり替えたのだ!」
「毒電波で君を呼び出したり。」「人形をコントロールするのよ。」
「なぜって?」「決まってるだろ?」「計画なの」「信じるかい?」

「「天獄へさらう為!!」」

私の前に現れて 高らかとペテン師 謳う
霧雨に傘の無いこの世界の真実を!

「実はこの世界は1999年夏の隕石群衝突による氷河期で
とっくに滅びている!」「だが大人たちが取り繕いごまかした!」
「全て時空の狭間の幻なのよ!」「でもシステムはもう限界だ!」
「作られた神は時間切れ」「仲間達は集まった!救いに来たんだ!」
「他の次元から迎えに来たんだ!見ろ!
あの群れ成す船を我々はこう呼ぶ!そう≪天獄≫と!」
「ゆけば二度と戻れない!」「でも必ず笑い合える!」
「君の知り合いも先に行っているかもしれないぜ!」
「いつかの貴女の大事な人だって!」

出来損ないのお人形 あの頃の笑顔を探す
霧雨に傘も無く取り残されたまま-

「私ずっと泣き濡れながら生きてきました。」
「もう大丈夫。一人じゃないよ。」「おーい俺がいるぞ!」
「私もいるわよ!」「久しぶり!俺だっているぞ!」
「皆そこで笑ってたんだね!」「君も選ばれたんだ!おめでとう!」

ずっと夢に見ていました こんな日を。
でも 全てを捨てていくことなんてできるもんじゃない
横暴な父、哀れな母、無知な兄弟も…

君の欲しがってた身代わり人形を用意した。
暫くはこれで様子を見て やがて一緒に飛び立とう!
この世界を捨て 別の次元で解き放たれる春
また狂い咲く春がとめどなく溢れる
全てはいつかと同じ繰り返す戯れ
さらば!次の物語で!また春に会いましょう!

「≪終わりの終わり≫がついに来るのか…」
「全ては≪あの組織≫のシナリオ通りなのよ。」
「取り残されるのは嫌だ!」「歌おう!」「歌いましょう!」
「霧雨に傘も無く取り残された♪ 霧雨に傘も無く取り残された♪」

「これで全部終わりだ!」「救って!私を救ってください!」
「青春がしたい!あの頃に戻りたい!」「俺も連れて行ってくれ!」
「俺と!」「私と!」「オイラと!」「ボクと!」
「「天獄へ行こう!」」

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