消えゆく薄紅 黄緑塗って ふわり風笑う
流るる日々と 追憶の中に ふたりを願うよ

俯いたまま 震えていた肩 きっと君もそう 悲しいんだね
への字の口で せき止めた言葉 きっとあなたもそう 悲しいのね

あの日 散らかってた花は
色を 塗り替え並んで 揺れているよ

「誰誰」の手の中で今は 笑っているはずだろうけど
体が千切れそうなくらい 痛いから考えないでいよう
消えゆく薄紅 黄緑塗って ふわり風笑う

君の何かになれないのならば いっそ雨にでも なれたらいい
たまに訪れ 「あれ」と気づかせて そっとその頬を 濡らすような

涙 流してる数だけ
ふたり 幸せになれる 嘘ばっかりだ

閉じた目の中に出来た夜 あるはずもない星をかき分け
届かないその手を握って 見たこともない顔で笑うよ
流るる日々と 追憶の中に ふたりを願うよ

何をしているの 何を見つめているの
誰と生きてるの 誰を思っているの
今幸せなの 今不幸じゃないの それならいいけれど

「誰誰」の手の中でいいよ 嘘ばっかりだけど

閉じた目の中に出来た夜 あるはずもない星をかき分け
「誰誰」じゃない この手の中 見たこともない顔で笑うよ

消えゆく薄紅 黄緑塗って ふわり風が泣く
「まだいる僕」と 「もういない君」で 「ふたり」を願うよ


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