カーテンから漏れる月明り それを頼りに書く手紙
今生さらばと結ぶなら 別れの手紙のはずでした

色々あったの色々を 未練がましく箇条書き
私の歴史を知る旅路 ペンを銃器に見立てては

乱射する空想は実感をかすり あるいは誰かに命中し
都市では空が炎上し 冷笑じみた街に高笑い

逃亡の日々がはじまって ついには追い詰められた僻地で
自由を振りかざした僕は 発砲された自由に殺される

閉じた目 冷めた目 触れた手 それだけ
この旅程  どれだけ この夢 仮初め

世界を 燃やして 燃やして 燃やして
あまだれ 逃げ出せ 逃げ出せ 逃げ出せ


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