トイドールの行進

閉じ込められた　重いフタこじ開け
差し込む灯　静まり返る夜

さぁ　はじめよう　高らかに拳を
目が醒めたように　沸き起こる衝動

胸のどこかで　動きを止めていた歯車
暗がりに潜む大きな影に
飲み込まれてしまわぬ様に
すくんだ脚　大きく鳴らせ　自由への行進を

踏み出した足元に輝く　希望を集めて
決して折れない旗に変え
いまはまだ見失いそうでも
確かに導く　動き出す胸に祈りを

繰り返す昨日　擦り込まれた記憶
そっと微笑んだ　無表情過ぎる君

胸を焦がした　華やぐ窓辺からの景色
固く覆われる鋼の檻に
見つけ出した　鍵をかざし
掠れる声　奮い立たせて　自由への咆哮を　

手を伸ばし青空に飛び出す　翼は無くとも
ときめく胸　動き出して
僕に続く君が新たな　足跡重ねて
確かな明日　描き出す

離さなゾと　ギラつく背後からの視線
担がれるだけの　マスケット銃
握り締めた　希望を込め
固まる意志　空へと放て　自由への警笛を

踏み出した足元に輝く　希望を集めて
決して折れない旗に変え
僕に続く君が新たな　足跡重ねて
確かな明日　描き出す

未来へと続く行進を