寝ぼけた僕の国に迷い込んだ陽射しを
逃さず取り込めば背中の爪痕が痛む

あの曇り空 晴れ渡るように
ただ甘く優しく解いて

だから

目をこすって匂いは預けたまま あの公園へ行こう
はだけたシャツと縒れたスカートの中に
この気持ちは隠してね
君の手をひいていこう

君があの日撫でた独りきりの仔猫は
いまじゃ印つきで いつも何処かくすぐったいのさ

あの曇り空 晴れ渡ったら
また甘く優しく包んで

そのまま
目を瞑って呼吸もさせないほどに あの楽園へ行こう
重なるシャツと投げたスカートは見ないで
僕だけを見ていてね

僕の手は伸びていく
君の中へそっと

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