Mirror

月明かりが　窓辺に咲く　黒い薔薇を　灯してゆく
一つ二つ　黒と黝に　影法師　瞳を見て

さぁ　目蓋を閉じ　刻を止めて眠ろう永遠に
バラバラに砕けた硝子
ユラユラ揺れている心
突き刺さってゆく

君の全てが欲しい　奪い去りたい
過去も未来も　裏も表も
もう君以外　他の何もいらないから
君以外壊しても　構わない
だから君を連れ去りたい
世界の果てで　久遠が見えて　愛を誓うよ

雨が刻む　リズムに響く　♭9 thのように
月にかかる　揺れる雲で　繋がっては　離れてゆく

ねぇ　手を繋いで　ずっと一緒に夢路を辿ろう
二つに別れた道が
終わりない螺旋を描く
深い奈落へと

君を想う度に　溶ける吐息
夢も現も　虚構も事実も
たった一つの　願いも叶わないのなら
夢の中でさえも　見果てぬ夢
他は何もいらないから
僕だけの君　君だけの僕　それだけで良い

重なり合い一つになる　月と太陽を背に
幸せを閉じ込めた部屋
夜明けはもう二度と来ない
おやすみの口づけを

君の全てが欲しい　ただそれだけ
過去も未来も　夢も現も
もう君以外　他の何もいらないなら
君の瞳の中　映るキミは
モノクロ　白黒　真っ白になる
さよならじゃない　二人のこれからに祝福を