麻酔の切れかかる午後は神経が剥き出しになる
花瓶に差した花を見て美しいなんて想わない
針の先から溢れだす透明な血を想い出す
君が微笑んだとしても 私はただの「キカイ」になる

鳥籠からカナリアが裏切って逃げ出してゆく
私の中にある「軸」が少しずつ歪んでしまう
懐かしい匂いは白いタイルの影に隠れてる
子宮の記憶を無くして 私はただの「キカイ」になる

塗り潰した本能に
答えが隠されていれば
絶望の手掛かりさえも
見つけだすことが出来る

ABSTRUCT MY LIFE

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