僕はいつか窒息するだろう
愛も夢も何もかも光も見えないから
呼吸するのも忘れて泳ぎ疲れて溺れる魚

光を忘くした盲目なもぐら
飛べない鳥は何を歌う?
とっぷり沈んだ太陽は明日も僕を焼くのでしょう

あの日、僕が口にした言葉に
何一つ嘘は無かったと思う
一秒でも長く一秒でも長く
一緒にいたいと思っていたんだ
愛しさ故に気でも狂いそうで
理由や理屈じゃ計れやしない
失う事への恐れはあったけれど
考えぬようにおどけて見せていた

もう全てに疲れたと君は一言呟いて
僕達の過去は嘘色に変わった
散り散りになって真っ白に還った
いつからだろうか魚の目は白く濁り
この街の流れにもはじかれて
おどけてみたって笑えやしないだろう
あの日の少年は大人になっていた

今になって思うのだけれど
あの日に僕は何もかも死んでしまったのでしょう
記憶は僕に圧し掛かり事実は僕への刃に変わった
懐かしむ事は弱い行為ですか?
でも すがることしか今は出来ず
死にたくたって死ねやしない
惨めな僕を笑ってくれるかい?

僕はいつか窒息するだろう
愛も夢も何もかも光も見えないから
呼吸するのも忘れて泳ぎ疲れて溺れる魚

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   朽木の灯へのコメント

ここらへんのムックが良い
遺書は名曲

2019-03-17

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