鐘の鳴る間に 憂(う)き世は反(かえ)る 然(さ)れど 我が身は
明日をも知れぬ 揺り返す 取沙汰(とりざた)に 身を委(ゆだ)ね
噴(ふ)き上げる 傀儡(かいらい)のまやかしに 抄(すく)われる
乱人(らんにん) 勢人(せいにん) 業人(ごうにん)
奪って 一つ 鬼の頚(くび) 濫飲(らんいん) 声韻(せいいん) 強引
威張(いば)っちゃ居(お)らぬ 世迷(よま)いの句(く)
鶴の鳴く間に 寝る子は育つ 然(さ)れば 渡るは
世俗(せぞく)の海路(うみじ) 繰り返す 過(あやま)ちを
文(かざ)り付け 汲(く)み上げる甘露(あまつゆ)の恩恵(おんけい)に
魅(み)せられる 乱人(らんにん) 勢人(せいにん) 業人(ごうにん)
穿(うが)って 二つ 鬼の頚(くび)濫飲(らんいん) 声韻(せいいん)
強引 威張(いば)っちゃ居(お)らぬ 世迷(よま)いの句(く)
穏座(おんざ)も 頓挫(とんざ)も せざる 因(よすが)の
俎(まないた)に 魚(うお)が 跳ねて 俟(ま)つなら
乱人(らんにん) 勢人(せいにん) 業人(ごうにん)
奪(うば)って要(い)らぬ 鬼の頚(くび)
濫飲(らんいん) 声韻(せいいん) 強引(ごういん)
茹(う)だっちゃ居るが 世迷(よま)いを戯(たわ)る

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