赤い果実へ問えば 愛の真実は溶けるのか?

Love means sacrifice

夢の中で見た俺は いつも逃げていた あてもなく

何度も打ち寄せる波音を聞いたのは歪曲した記憶のせいだろうか?
追想すればするほどに、残された僅かな"僕"は消えていくのだろう。
あと何度ともない内に何もかもすべて。

与えられたのは過剰な負荷。
表向きには"生きる"ことを選んだ。
生まれながらの罪を背負い、
限られた数億回の鼓動だけが俺を生かしている。
生きながら罪を購うことも生きることだ。
誰かがそう叫んだ。
生きることは難しい。
さながら臆病で哀れな生き物だ。

宇宙の塵から人は創られ、そしてまた塵へと回帰する。
罪さえもいつか消える日が来るのだろうか?

生きることは死より苦しい。
はじめから"本当の自分"などどこにもいやしないのに
何の意味も持ちやしないだろう?
また別の誰かがそう囁いた。
そうか、俺は存在しないもの。
必要とされず意味を持たぬ者。
ただの伽藍堂にすぎないのか。


何もかも捨ててしまえば
魂は楽になるのだろうか?

悪夢を見る骸の元へ
舞い降りた声に今 目は開かれた

Love means sacrifice

「昨日を無くしても明日を無くしても、
今、生きているという真実に嘘なんてものはない」
そう言ったのは確かに君だった。
渦巻く虚無に飲み込まれそうな俺を目の前にしても、
君は変わらぬ微笑みで、片時も側にいて微笑んでくれたというのに。
愚かな俺はそれさえも気付けずに…

"君が生きている"それだけが"僕"のすべて。
それ以外にもう僕には何一つ残されてはいないのに。

…だけどこの世界はいつも残酷なんだね。

流浪の果てにようやく手に入れかけた"愛"でさえ、
"お前"の前では容易く奪われようとするのだから。
これも君の言う受け止めなければいけない現実なのだろうか?
そう、まるですべては夢の終りのように。

そして君は僕の中に
僕は君の中に
ホワイトアウト 君しか見えない
ブラックアウト 君さえ見えない もう
どうか君だけは…

君の事守る為に 体中で僕の愛は生まれる
目の前に広がる今が 探してた答え

ああ もう泣かないで
君だけはわかってほしい
この愛は偽りじゃない…

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