蝋燭に揺れる火を溜め息で吹き消せば
瞬く世界 ぶら下がるのは大粒のシャンデリア
くぐり抜けたその足を迎え入れる赤い舌
時計の針を少し休めて 飛び込んだ先は 鏡の中の鏡

レプリカの額縁に描く月のピンライト
□■世界 廻り始めたノクターンとシンデレラ
チェスを指す細い手に絡み付いた赤い糸
解くように硝子で粧った 偽りのトラジェディ

煌く星の照明で踊る黒猫はタンゴ
つぎはぎの街を繋いで
歯車の欠けた馬車は走る
「零れ落ちそうな涙も、どうせ いつか枯れるから」

Why me JULIET?
戻らない針のゼンマイを巻いて
そっと唱えた魔法は「ハンプティ・ダンプティ」
Why me JULIET?
纏うペルソナを映したグラスに
ロゼを注ぎ足して現実を赤く染めあげるのさ

煌く星の照明で踊る白猫はワルツ
つぎはぎの夢を繋いで
歯車を足した馬車は走る
零れ落ちそうな涙の数だけ螺旋を描いた

Why me JULIET?
戻らない針のゼンマイを巻いて
そっと唱えた魔法は「ハンプティ・ダンプティ」
Why me JULIET?
纏うペルソナを映したグラスに
ロゼを注ぎ足して現実を嘘に染めあげるのさ
塗り潰すように…

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