視界は塞がれ 感じるは揺らぐその影
信じたものからゆっくりと剥がれ落ちてゆく

沈み 溶けて 腐る

紅ゆらゆら 揺らぐ瞼の裏 刻まれた
恐怖が影落ち また気配に耳を塞ぐ 何も聞きたくない

覚醒された聴覚が拾うその声
掻きむしる程に 底無しの絶望が響く

塞ぎ 壊れ 潰す

光が照らした優しさが見えない 聞こえない
闇の中で見た裏側に潜む残酷に怯えてる

聴かせて 傷みのない優しい声があるなら
教えて ねぇ なぜ生まれたのか

この世界が今 声を凶器に変えて放つなら
光はいらない 声もいらない 自分さえ いらない

紅ゆらゆら 揺らぐ瞼の裏 刻まれた
恐怖が影落ち また気配に耳を塞ぐ 何も聞きたくない

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