虚勢の壁で囲った
繭の中独り籠もって

誰もが願う目覚めを
頑なに絶えず拒んで

いま孤独だけに癒しを求め続ける
この私を救えるただ唯一の場所

疵付いたこの翼を 癒す術持ち得るのは
孤独の繭の中 どうか睡らせて

理屈の壁で飾った
殻の中独り埋もれて

笑い合う声遠くて
何故かふと涙溢れる

いま孤独だけが私を癒し続ける
この狭くて優しいただ唯一の場所

抱きしめた腕の中に 遺る僅かな温もり
消えてしまう前に どうか睡らせて

すべての嘘偽りの 纏わるもの排除して
最後に遺るのは いつも孤独だけ

還る場所など無く 進むべき路も無くて
ただ独り孤独の繭に抱かれて睡る

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