メガマソ/Loveless, more Loveless

世界の終わりのジェリーフィッシュ

メガマソ


word: 涼平 music: 涼平

『Loveless, more Loveless』収録

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  • 白いシーツ、顔埋めて。
    深い底、向かおう。
    青い夜、空がまるで水面のよう。

    まっさかさま、夢の中へ。
    ひとでに笑われ。
    でも静かに落下、僕はくらげみたい。

    「明日、世界が終わるだろう。」
    テレビが騒がしい。
    評論家の目んたまは、死んだ深海魚、

    ―くらがり 眠る くらげはね

    ―何かを 望んで 光った

    きっと明日に僕は恋する、そんな予感が。
    雨の中、君に逢って言おう。

    「夢では逢ってたね。」

    街を敷き詰める雨が、僕を刺激する。
    外に飛び出た僕には、向かう場所が。

    ―くらがり 眠る 君がいて

    ―こっそり くちづけ 起こした

    そして二人すぐに恋した、埋もれる星で。
    水かさの増しゆく中、ずっと。

    明日もまだ好きでいる、そんな誓いが。
    二人は指切りしてね、言った。

    「世界の終わりでも。」

    「ねえ、ふわふわしてたいね。」

    「そう、大雨のなかでも。」

    「僕らは浮き続けていこう。」

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