眠れる君を横目に見ている。
物言わぬ口、愛おしくて。
見つめるだけで、僕は幸せ感じる。

空調の音、静けさに乗って、君の呼吸をかき消してる。
顔を近づけ、君の音、聞き耳立てる。

動かぬ目蓋の裏側、君は何を思う?

Loveless, more Loveless
近づいたばかりの君の世界には、僕はどんな存在でいるの?
教えて。
言葉はもうなくていい。
ただ触れ合っていたいだけ。
いつの間にか消えそうな、君が全て。
欲しい。

冷たい風が、むしろ体温を上げさせようと吹き付けてる。
見つめられると、僕は吸い込まれてくよ。

冬着の二人が抱き合う。
恋が増して弾ける。

Loveless, more Loveless
あと少し、距離がなくなるその日には、僕はどんな振る舞いをすればいいの?
いつも君が足りてない。
ただ、好かれたいだけなのに。
雪と共に散りそうで、辛い。
側に、いてよ。

日の入りが早まる夕方に、手を握る。
町並みは光の海、二人飲み込んで。

Loveless, more Loveless
近づいたばかりの君の世界には、僕はどんな存在でいるの?
教えて。
言葉だけじゃしょうがない。
ただすれ違う痛みだけ。
僕は抱えるよ。

こっち向いて?

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