禁示録

甘い死の香り　噎せ返る背徳に
導かれるまま　その手を汚すのだろう

「開けてはならぬ」と釘刺される程に
好奇は膨らみ…一人また一人と

影を失って誰もいなくなって
害悪が蔓延って　理想の世界でしょう

深く深く深層に迫る誘惑の蜜に
縋る「意思」を喪失するまでの脱力感

その美しい死に顔は最後の[dirty art]飾りましょう
悲しい涙ならここには必要ないから
その劇的な死に様は至高の[cult star]崇めましょう

誰もが憧れた理想も一瞬で消し去ろう
願う…全てが元に戻れば…あなたは…

代わる代わる犯されて既に神経は軋み
終わる「意思」を決定するまでの敗北感

今閉ざされたその瞳を開いて[virgin scar]壊しましょう
操り糸の断ち切れた君は自由さ
失うものは何もない最後の[make it treason]共に行こう
この地に絶望を降らしたその箱の中

最後に残されたものは「　　　　　」