短くしすぎた前髪をいじりながら、
懐かしい写真、一人でながめてます。
気難しそうな貴方の横の私。
いつまでも2人いられると信じていました。

笑っていたいよ、写真の2人のように―――。

楽しみにしてた記念日に貴方を見送って、
帰らぬ貴方を待っている馬鹿な私がいるの。

短くしすぎた前髪をいじりながら覗いた手鏡
思い出があふれ出す。
強くなりたくて強がって受話器をあげた。
久しぶりに聞いた貴方の声に戸惑いました。

笑っていたいよ、写真の2人のように―――。

ただ2人でいるだけで楽しかった日々。
もう戻れないの?

楽しみにしてた記念日に貴方を見送って、
帰らぬ貴方を待っている馬鹿な私がいるの。

今度貴方が好きになる人は私に似ているのかしら?
私はその子に言ってあげるの。
「その人をよろしくね。」と。
貴方が大好きだから。

抱いてくださいもう一度、最期のお願いだから。
貴方への思い綴った手紙、もう届く頃かしら?

また同じ笑顔で笑えるような2人でいたいと願っています。

願っています―――。

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